こんにちは。UnityEvangelistのいっせい(@issey_tsumiki)です。
2019年12月にリリースされたUnityReflectですが、日本国内での展開が可能になりましたので、一体何が出来るのかを順を追って説明していきたいと思います。

はじめに

UnityReflectに関しての公式記事はこちらになります。

Unity Reflect とは

SHoP Architects の許可により掲載

開発者であっても、建築家、設計者、またはコードにまったく触れたことがない建築エンジニアであったとしても、Unity Reflect を使用すれば、BIM データをさまざまなデバイス上や、AR や VR でのリアルタイム体験に変換できます。
たった 1 回のクリックで、複数の Revit モデルとそのすべての BIM メタデータがリアルタイムの 3D に取り込まれ、その変化は常に継続的に反映されます。また、Unity は、その本質としては開発プラットフォームであるため、Unity エディターを使用して Unity Reflect 上に構築することによって、リアルタイム BIM アプリケーションに変更を加え、ユーザー体験をカスタマイズすることもできます。
結局、Unity Reflects はより多くのプロジェクトを獲得し、没入型の設計レビューを実施し、設計と建設のギャップを埋めるのに役立ちます。
[Unity Reflect がいよいよ 12 月にリリース – UnityBlog]

内容を読んでもらうと何となく分かると思うのですが、BIMに特化した新しいUnityの新たなコア技術です。
Unityで出来ることはそのまま残した上でBIMを活用したソリューションを作ることができます。

また、私のTwitterの方で動いているのを確認できます。
よく見るあの家が動いているのが確認できるかと思います。

機能紹介

上記で「UnityReflectは建築向けの新しい技術なのか!」と理解いただけたと思うのですが、一体何が出来るのかを仕組みをざっくり解説します。

仕組み

特徴として挙げられるものが幾つかあります。
・アプリ内でのBIMモデルの更新(最新BIMモデルへ変更)
・BIMとUnityアプリケーション間でのリアルタイム同期
・BIMのInformationの同期

BIM側での変更をリアルタイムに変更することが可能です。
UnityReflectが適応されているアプリであれば、どのプラットフォームでも再現することが出来ます。

BIMの保有している属性情報やパラメーター値を取得し、反映することが可能です。
UnityProを使えば、さらなる拡張も可能となります。

UnityReflectが行っていることはUnityのサーバー(厳密にはUnityID)を経由して3Dモデルを送っています。
3Dモデルをサーバーにアップロードし、リアルタイムの変更に対応しています。
※対応ソフト、プラットフォームは順次追加されます。

これによって何が起こるかというと、Unityエディターの中に3Dモデルをインポートする必要が無くなります。
例えば、ARで実寸で確認できるアプリを製作していたとして、3Dのモデルの更新依頼があったとします。
手順としては、Unityエディターを開き、3Dモデルを再インポート、Unityでビルド(書き出し)、端末へ再インストール。
3Dモデルを更新するだけで結構な手間がかかります。

簡単に言うと、
UnityReflectというものは3Dモデルの更新やリアルタイムでの変更操作を可能にする技術です。
BIMのI(Information)、いわゆるBIMの持っている情報も全て付随して更新されます。

UnityReflect対応のアプリケーション

くどいですが、UnityReflectというものは3Dモデルの出し入れや共有ができるツールです。
そのため、UnityReflectのViewer機能を使うのにUnityのライセンスは必要ありません。
UnityReflectを用いてアップロードする人にライセンスが必要となります。
UnityReflectが組み込まれているアプリケーション(Viewer)を配布すれば、Unityのライセンスが無くても使用することが出来ます。
すなわち、Vewer機能だけは無料で使うことが可能です。
※クラウド機能(遠隔)は含まれず、UnityIDは必要です。

公式からのViewer配布

2020/1段階では Windows&VR(Steam),ios&ARkitが配布されています。
共通で、BIMの情報を元にしたレイヤーの切り替えやハイライト機能が付いています。
Windowsでは、ウォークスルーとVR機能。
iosではオーバービューとAR機能。

Unityでの開発

公式から出ている機能がプリセットで配布されています(PackageManager内)。
ここに関しては別記事で詳しく解説していこうと思います。

今後の展開 ※2020/1段階

現在公開されているのはRevit → Windows,iosアプリケーションです。
今後はArchiCAD,Rhinoceros,Navisworks等にも対応し、MacOSやAndroid(ARcore)、HoloLensの公式Viewerが公開されます。
※UnityProを使えば、それぞれの端末に書き出すことは可能です。

公式のRoadmapもあるので、確認してみてください。

トライアル/ライセンス 申請

トライアルライセンスの申込みですが、こちらから申請をしてください。
申請をしますと、2週間のトライアルライセンスが発行され、営業日1,2日でメールが届きます。
メール内にライセンスの適応方法などが記載されています。
また、専用のUnityHub(UnityReflectのPlugin)やWindowsアプリケーションなども用意されていますので、ライセンス届き次第、直ぐに体験することが可能です。
開始するためのユーザーマニュアルも用意されています。

価格

費用はいくらかかるか
Unity Reflect ライセンスの年間費用は 82,800 円です。
Unity Reflect プラグインを使用する Revit ユーザー全員と、Unity Reflect ベースのアプリケーションを開発するユーザー全員がライセンスを必要とします。ただし、必ずしも組織内の Revit ユーザー全員がライセンスを必要とするわけではありません。Viewer は無料なので、Viewer にアクセスするために Unity Reflect ライセンスを取得する必要はありません。
[Unity Reflect がいよいよ 12 月にリリース – UnityBlog]

動作環境

Unity2019.2x をお使いください。
ユーザーマニュアルに詳しく書いてあります。

UnityReflect 行き詰まりポイント

問い合わせがあった行き詰まりポイントを随時更新していきます。

ライセンスのアクティベートはライセンス発行時の資料を確認ください。
BIMモデルをアップロードする際に行き詰まる方が多かったので、ひっかかりやすい部分を解説します。

-ライセンスを対象となる人物へアクティベートしていない。

-BIM → UnityReflect
Newプロジェクトを青い+で作成し、任意の名前でプロジェクトの名前をつけてください。
ここで重要なのが、In Organization という部分はUnityReflectのライセンスを認証したグループを選択してください。